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本当にランニングは健康にいいのか[反対派編]

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「最近運動不足なんでランニング行ってきます」と。

 

本当にランニングをするだけで健康になれるのでしょうか。

 

本当にランニングをすることが健康につながるのでしょうか。

 

今回はランニングはやらないほうがいいという立場での意見をざっくりまとめて、こんな人はランニングしないほうがいい。とかまとめます。

 

 

反対派:筋肉が落ちる

 

反対派の意見はランニングをすると筋肉が落ちる。という意見です。

 

アフリカのマラソン選手とか、瘦せすぎてひょろひょろじゃんと。

 

シンプルに筋肉が落ちるのかどうかという前に、筋肉の種類をざっくりまとめます。

 

筋繊維には、速筋、中間筋、遅筋のように種類が分けられます。

 

速筋繊維は、白身の筋肉で筋繊維が太いので、鍛えるとボディービルダーのように筋肉もりもりになります。(魚で例えるとヒラメやカレイなどのたまにすごいスピードで泳ぐ白身魚)

 

遅筋繊維は、赤身の筋肉で筋繊維が細いので、鍛えるとマラソン選手のようにスレンダーな体系になります。(魚で例えるとマグロやカジキなどの長時間泳いでる赤身魚)

 

中間筋はこの二つの中間に位置する筋肉です。

 

そして、有酸素運動などの筋持久力が必要とされる運動は遅筋繊維が発達します。

 

つまり、外見上は筋肉質でなくても有酸素運動をすることで遅筋繊維が発達するため、繊維の種類が違うだけで、筋肉はつきます。

 

とはいえ[賛成派編]でも書いたように、ランニングは長時間やると、脂肪や筋肉を代謝して、エネルギーに変えています。

 

つまり?

筋肉つけたい人は

 →短時間だけ走るor走らない。

 

別に筋肉つけたいわけじゃない

 →いくらでも走っていい。

 

 

反対派:怪我のリスクが高い

 

ランニングはスポーツの中でも、慢性的な怪我が起きやすいです。

 

よくあるランニングの怪我は下記のようなものです。

足底腱膜炎

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)

 

特に、ランニングを始めたばかりの人は柔軟性が足りなかったり、筋力がないのに無理なペースやスピードで走るときに、怪我のリスクが高くなります。

 

ランニングは、常にジャンプ動作を繰り返しているようなものなので、慢性的な疲労がたまりやすいと考えます。

 

それに比べてウォーキングであればジャンプ動作がなく、負荷がとても低いので怪我を防止する心配がほとんどありません。

 

プロの陸上選手でもけがをします。ランニングに慣れているから怪我をしないということではありません。

 

プロの陸上選手は専属の柔道整復師を雇っていたり、必ず毎晩のケアを欠かさないようにしています。

ランニングに怪我は付き物ということです。

 

つまり?

ランニングに慣れている人

 →怪我のリスクを最小限にするよう、身体のケアができるならいいかも。

 

ランニングに慣れていない人

 →始めてすぐに怪我をすると萎えます。

 

 

反対派:ダイエットとしては非効率。痩せない
 
ランニングをはじめとする様々な運動は実はそんなにカロリーを消費しない。
 
ということが分かっています。
 
ランニングの消費カロリーの計算式は以下の通りです。
 
メッツ(速度)×体重×時間×1.05=消費カロリー
 
体重50㎏の人が時速8キロ(キロ7分半)で30分走ったとしても、消費するカロリーは218キロカロリー
 
大体500mlの清涼飲料水や缶ビールを飲んだだけで、200キロカロリーを簡単に超えてしまうので、カロリーを消費するという面では非効率であることがわかります。
(ちなみに脂肪一キロ落とすには7200キロカロリー消費する必要があります。)
 
基礎代謝量が上がるからランニングは痩せると思われがちですが、基礎代謝のほとんどの割合を占めるのは消化器官をはじめとする内臓による代謝で、骨格筋による基礎代謝の割合は2割にも満たないため、これも非効率といえるでしょう。
 
また、ランニングは食欲を増進させます。
 
ランニングをはじめとする、低~中強度の運動は食欲を増進させます。
 
誰でもランニング後や、プールで泳いだ後などに空腹感を経験したことがあると思います。
 
ランニング後の空腹感を感じて、ランニングで消費した分を上回るカロリーを食事で摂取した場合、実質カロリーを消費していないことになります。
つまり?

ダイエットしている人

 →あんまり意味がない

 

ダイエットしていない人

 →気にしなくていい

 

 

反対派:老ける
 
ランニングをやると活性酸素が増えて、体内の炎症が進んで老化につながるという話です。
 
そのため、ランニングを長時間、長期間することによって生物学的に老化が進みます。
 
しかし、活性酸素に関しては今もまだよくわかっていないらしく、研究段階のようです。
 
実際にランニングをしている人が老けている人が多いというよりはランニングしている若い人が少ないというイメージですし。
 
活性酸素問題はまだわからないといったところでしょうか。
 
また、ランニングはテストステロン(男性ホルモン)の分泌量にも関係していることが分かっています。
 
ランニングはテストステロンの分泌を促すため、更年期障害を予防したり、老後も筋肉を保ったりというメリットがあります。
 
しかし、やりすぎると逆に体が疲れてテストステロンの分泌も抑制されてしまうようです。
 
時間やスピードは個人差がありますが、とにかくやりすぎはよくないということです。
(45分以上のランニング、月間走行距離200キロ以上、毎日走る、などに該当する人は注意が必要のようです)
 
つまり?
走りすぎはよくない。

 

 

ランニングは体にいいのか問題のまとめ
 
ランニングをやると頭よくなる?
→ランニングよりも球技などの複雑な動きが入る運動のほうが脳には良い影響がでるためランニングである必要はない。でもやらないよりはマシ。
 
ストレスの改善には効果がある?
→ランニング最大のメリットといってもいいくらい効果はあると個人的には思っている。
 
筋肉を鍛えることができる?
→筋肉ムキムキにはなれないけど、遅筋繊維は鍛えることができる。(筋持久力アップ)
 
循環器系にいい作用がある?
→循環器疾患の一次予防にはなるけど、ランニングだけでなくすべてのスポーツに言えること。
 
ダイエットになる?
→ダイエットにはあまり向かない。ダイエット効果を期待するなら、走る距離や時間を増やす必要がある。その場合怪我をするリスクがある。
 
走ると老化が進む?
→賛否両論ある一番の理由はこれ。本当に走ると老けるのかはまだわからないけど、走りすぎは注意したほうがいいかも。少しのランニングなら良いかと。