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狭心症とは? わかりやすく

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今回は心疾患についての話題です。

 

心疾患の中でも患者割合の多い虚血性心疾患。中でもよく耳にする狭心症についてまとめます。

 

ちなみに日本人の死因の第二位は心疾患です。ちなみに心疾患で死亡する人の割合は年々増えています。

 

日本人にとって重く受け止めるべきこの事実。心疾患について理解を深め、病気のリスクを少しでも下げられるよう防止策などもざっくりまとめます。

 

 

 

狭心症とは(症状)

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狭心症の症状は胸が締め付けられるような痛みが出るのが特徴です。

 

どのようなタイミングで症状が出るかによって名称が異なります。

診断結果で出る名称は下記の通り

 

労作性狭心症

→少し負荷のある運動をしたときや興奮状態になったときに、心筋が貧血状態になり、発作が起きます。

 

安静時狭心症

→冠動脈がけいれんして収縮し、心筋が貧血状態になって発作が起こります。

 

また、症状の程度によっても名称が細かく分けられることもあります。

 

安定狭心症

→運動などで、心拍数が上がって心臓に負荷がかかるときに狭心症の症状が出ます。

 

不安定狭心症

→安定型は発作の強さや時間が一定であるのに対し、不安定型は不規則であるのが特徴です。心筋梗塞や突然死につながる危険性もあります。

 

 

狭心症の原因
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狭心症に限らず、虚血性心疾患は動脈硬化が原因となるケースが多いです。

 

動脈硬化とは、血管の柔軟性がなくなり硬くなっている状態で、いろいろな循環器疾患につながります。(生活習慣の乱れから発症することが多い)

 

心臓を動かすための筋肉に血液を送るための冠動脈動脈硬化を起こすことによって狭心症心筋梗塞などの心疾患になります。

 

動脈硬化を起こす5大リスクは以下の通りです。

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これらを予防することが心疾患のリスクを下げる一次予防となります。
 
また寒さや喫煙などの刺激で欠陥がけいれんすることによっても狭心症が起こることがあります。

 

 

具体的にどんな状態なのか?

 

狭心症は心臓を覆うように流れている冠動脈の血液の通り道が狭まることで痛みが発症します。

 

多い事例としては…

 

冠動脈の中でコレステロールがたまり、塊となったコレステロールが血液の流れを遮ることによって発症した場合や、冠動脈自体がけいれんし、収縮して血液が流れなくなる場合などが挙げられます。

 

 

治療方法は?
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狭心症の治療は、薬物治療、心臓カテーテル手術、冠動脈バイパス手術の3つが主です。
 
また、これらの治療2つ以上を組み合わせて治療を行います。
 
薬物治療
狭心症の薬は、血管を広げる薬や、血液をサラサラにする薬などいろいろな種類があります。
基本的に薬物療法の目的としては、虚血を軽減し、症状を抑えることです。
 
心臓カテーテル手術

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カテーテルという細い管を使って治療を行います。この管の先端に、ステントという筒状の網を取り付けて、狭まった冠動脈のところでバルーンを使い血管の内側から押し広げます。

この治療は、腕などの動脈からカテーテルを差し込んで手術をするため、患者への負担は軽くて済みます。

 

冠動脈バイパス手術

→心臓カテーテル手術が難しいときは、血管の抜け道(バイパス)を作る治療を行います。

自分の健康な欠陥を冠動脈のところにバイパスとして移植します。これによって冠動脈に血液が通れなくなっても、バイパスが代わりの役割を担います。

しかしこの手術は胸を切り開く必要があるため、患者への負担が大きくなります。

 

 

まとめ
 
狭心症とは?
→冠動脈が狭まり胸が締め付けられるような痛みが出る。
 
原因は?
動脈硬化によって発症する事例が多い。
 
予防は?
→老化や肥満などを防止して、健康でいること。
 
治療は?
→薬物治療、カテーテル手術、バイパス手術が主。