アンチエイジング
アンチエイジング(抗老化医学)について考えてみます。
アンチエイジングとは
アンチエイジングとは、ざっくりいうと、
「若返りたい!」「老けたくない!」
みたいな考え方です。
よく実年齢より若く見える人とか、90歳になってもマラソンやってる高齢者の方とかいますよね。
遺伝的な要因もあるみたいですが、日ごろの生活習慣から若さを保つことが可能であるということが医学的には分かっています。
しかもそのような研究は最近になって広く行われるようになったようで、データも新しいものが多いです。
若さを保つことのメリット
「年を取ることは悪いことじゃない」
もちろんそうだと思います。しかし、老化によって体が衰えることは不便なことが多いですよね。
- 高校生は消化器官が強くて脂っこいものが好きなだけ食べられたり
- 頭の回転は年を取れば衰えるから数学者は25歳までだとか
- 運動選手ピークは20代後半〜30代半ばまでと言われたりとか…
生物としての能力は30歳くらいでどんどん衰えていきます。
肉体的には「年を取るのは悪いこと」かもしれません。
なので考え方としては、アンチエイジングによって得られるメリットが多いというよりかは、年を取ることのデメリットが多いが根幹かもしれません
何する?
世界的ににアンチエイジングについてはいろんな話や研究がされていますが、自分は健康でいるためにお金はかからないと考えているため、それも踏まえた3つのアンチエイジングを軽くまとめます。
- 断食
- 運動
- 食事
断食でアンチエイジング
手っ取り早いのは断食だと考えます。
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した、東京工業大学の大隅良典栄誉教授の研究オートファジーは立派な抗加齢医学といえると思います。
オートファジーとは、生物の中にもともと備わっている切り札的なもので、食料がなくなったとき、自らのたんぱく質や脂肪を細胞ごとエネルギーに分解(代謝)して生き延びるという細胞の仕組みです。
これが、老化を防止することにどう影響するかというと
体の細胞をエネルギーに分解するとき優先的に分解されるのが、体に不必要な細胞です。
具体的には、脂肪細胞や老化した細胞(テロメアが短くなった)です。
つまり、老化した細胞を代謝して処理することにより、若い細胞だけを残すことでアンチエイジングにつながるということです。
運動してアンチエイジング
体を動かせばいいというわけではなく、ある特定の運動をすることによってアンチエイジングの効果が期待できるというものです。
ノルウェー式HIITとは…
高強度トレーニングのときは最大心拍数の85~95%を維持
です
運動する種目は走ってもいいし、エアロバイクをこぐだけでもいいし、バーピージャンプでもいいです。(具体的なやり方は今回は省きます)
これがどのようにアンチエイジングにつながるのかというと、ポイントとなるのはミトコンドリアです。(ミトコンドリアとは主に呼吸を司る細胞小器官の一つです。)
細胞には損傷したり酸化した、老化の要因となる異物が蓄積されます。これをミトコンドリアが掃除することによって細胞レベルで若い状態を作ることができるという仕組みです。
ちなみに研究ではノルウェー式HIITを継続することで、ミトコンドリアの性能が49%上がったという結果が出ているようです。
食事でアンチエイジング
これに関してはかなり単純で、老化を促進するものを食べるなと。
これだけです。
調理された食べ物にはAGEsという老化を促進する物質が多く産生されます。
AGEsの特徴は以下の通りです
- タンパク質同士の間に糖が結合している状態。(糖化)
- 食材を高温で調理することで発生する。
- 糖尿病の原因になったり、血管、内臓、皮膚を老化させるたり機能低下させたりする。
ステーキや揚げ物がAGEsを多く生み出すため、これを食べるのを控えることによってアンチエイジングにつながるということです。
まとめ
アンチエイジングとは
→老化するのを防ぎましょうって話
メリットは
→若さを保つことはいいこと
何をすればいいのか
→正しい断食をする
→ノルウェー式HIIT
→AGEs対策